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ARENAの英語


 わたしたちのまわりには実に様々な「英語」があるように思われます。「英語」という二文字に冠せられた言葉をランダムに拾えば、「幼児英語」「児童英語」「学校英語」「小学英語」「中学英語」「高校英語」「受験英語」「商業英語」「時事英語」「実用英語」「国際英語」などなど。このことは英語学習者を取り囲む様々な社会環境や教育環境を象徴しています。

 ARENAの「英語」は、「受験」というハードルに特化した英語です。ARENAの英語は難関大学入試突破に照準が定められた学習システムです。だからといって、必ずしもそのことが機械的で無味乾燥な詰め込み学習を意味するわけではありません。達成目標へのプロセスにおいては学習者の成熟度・関心度等を段階的に踏まえ、しかも確実に合格へと導いていく授業運営とカリキュラムが準備されています。必要な知識の供給や理解の促進、着眼の仕方やポイントの提示といったわたしたちの日々の授業が学習生活を生き生きとさせ、生徒諸君が目標に向かって着実な足取りで進んでいけるような学習環境を実現すること、それがわたしたちの理想であり使命であると認識します。

 ARENAの英語では、中2までに主要な文法単元を終わらせ、中3の段階で大学入試レベルの問題に取り組みます。この段階から入試問題に接していくことで、まずは、入試問題に対するいわば「免疫力」を徐々につけていきます。この「免疫力」が難関大学を突破してゆく「強度ある体力」をつくりあげていきます。高2の中盤までは英語の語彙・文法・構文等の言語知識をある程度確立させておく必要があるので、知識の定着と応用が大きな学習テーマとなります。受験学年においては、設問の意図(「設問」とは大学志望者にどんなことができてほしいかという大学側のメッセージに他ならない)を見定めて、適切に解答できる判断力・瞬発力を養うトレーニングを積んでいきます。

 英語の学力とは、ある対象や何らかの課題に向かっての力です。そういう意味では、わたしたちの学力は当の対象や課題によって規定されます。ARENAの英語は「入試」をターゲットにした英語力の養成を図るツールであり、それ以上でも以下でもありません。このツールを十全に利用して生徒諸君たちが実りあるかたちで英語学習をのびのびと展開できるよう、わたしたちは諸君を強力にサポートします。
  

中1〜2の英語について

 上記のような目的意識を持ったアリーナの英語授業ですが、しかし英語の初学者(特に、中学1・2年生)にその意識を共有せよというのは、いささか無理があります。また、受験学年であったとしても、「英語が好きであること」と「英語で得点できること」には、強い正の相関があります。

 英語が好きになるかどうかは、はじめの教わり方に大きく依存します。詰め込みばかりではコミュニケーション・ツールとしての英語の楽しみ・醍醐味を味わうことはできませんし、さりとて知識を軽視しては、十分な英語力を身につけることはできません。(結果的に、各種のテストで十分な得点をとることができません)

 アリーナの中1・中2の英語は、「英語を楽しむ」ことと、「(主に文法的な)基礎学力を身につける」ことを両立させます。前者については2年間で出来る限り英語を好きになってもらうこと、後者については文科省の中学卒業時の学力を中2の段階で完璧なものとすることを意味します。



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