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ARENA 創塾の理念
アリストテレスの言葉「学問に王道なし」が的確に言い表しているように、学問の修得には本来決まりきった道筋があるわけではありません。しかし現在、日本の大学入試においては、「大量の演習と暗記と繰り返し」がさも唯一の学習法であるかのごとく振る舞っています。確かに、目標の定まった生徒が『手段としてあえて』それを取り入れれば、大きな成果を生むことは事実です。しかしこれを目的意識が芽生える以前の生徒に押しつけることは、彼らの可能性と好奇心を奪い去ることになりかねず、また試行錯誤することによって個々の学習方法を確立するという大切なプロセスをも失ってしまうのです。
誤解を避けるために言及すると、ARENAは受験成功の手段としての「暗記と繰り返し」を否定するわけではありません。確固たる目的の定まった受験生には、積極的にその活用を奨励しますし、実際に授業にも取り入れています。また、宿題やテストは単元ごとに必修の内容・事項を確認し、それを「使える道具」に昇華させるために必要不可欠であると考えています。しかしそれでも、中1〜高2前半のARENAの授業におけるテーマはやはり「自らの力で考え、導き出す」ことであり、機械的な「得点力」よりも、豊かな「実力」を育むことをその最大の目標とします。そうして得た「実力」を「得点力」として開花させるのが受験勉強であり、そこでは「暗記・繰り返し・スピードアップ」によりフォーカスした授業を行うことになります。
ARENAは大学受験合格を目的とした学習システムを提供するインストラクター集団ではありますが、その根底に流れる思想は「リベラリズム」です。ARENA は各生徒を1人の責任ある大人として扱い、彼らの主義・人格・方法をできる限り尊重しています。ぜひARENAの授業に参加し、その雰囲気と考え方を感じとっていただきたく思います。
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ARENA代表 吉川 勝
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■リベラリズム
個人の価値や人格の尊厳性を重んじ、人間の自由な思想・活動を可能な限り保障しようとする立場。(大辞林 第二版より)
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